グランドキャニオン到着
外は暑くて、Tシャツ1枚。ただし、曇っている。バスの中で知り合った、T君と一緒にユースへ向かう。 彼はマイペース歩くのがゆっくりだ。 18時過ぎなので、早くユースに行きたいが、途中、一人のドイツ人に抜かれる。
そして、ユースに着いて、言われてのが、あと一人しか泊まれないとの事。 何。野宿しろということか?
僕一人で泊まります、とは、口まで出たが言えず、(当たり前)、山小屋なら絶対に泊めてくれるぞと、思いながら
「どこへ行ったらいいのか?」と聞くと、キャンプ場へ行けとの事。 なるほどテントでも貸してくれるのかと、思って、彼と出る。この当時は甘かった。 アメリカとカナダのユースはほんとに不親切。これ以降、泊まっていない。(そもそも予定にも無かったが????)
グランドキャニオンで野宿
キャンプ場に着くと、貸しテントなんてない。 係りの女の人に聞くと、私はもう帰る、明日しろと剣もほろろの対応。 「じゃあ、どうしたら、いいねん」と聞くと、適当なところで寝ろとのこと。明日、金はもらうとの事。
ガーン、ついに野宿か。 親切なイギリス人も現れず、野宿する羽目に。 グランドキャニオンの夜は寒いです。いくら、夏といっても・・・・・ 標高は2000メートルくらい、砂漠地帯ということで、夜は寒いです。 ラスベガスではそうは感じませんでしたが・・・・・ ちなみにラスベガスの夜の一人歩きも安全です。当然グランドキャニオンも
ただし、警備員が廻って来ます。 T君は防寒具を何も持っていなかったので、厚手のセーターを貸してあげる。 夏用のシュラフだけでは、寒い。 星だけはむちゃくちゃきれいだった。 雨が降らずによかった。 と考えていると、いきなり、光が・・・・・
不法、宿泊者を取り締まる、警備員のようだ。 さすが、アメリカ、公園の管理はしっかりしている。 キャンプの許可証を出せといってきた。 と感心している場合ではない。野宿させられて、罰金なんて払わされた日にはたまったものではない。 こっちはありったけの英語を使って、いい加減な、管理人が、もう帰るから、金は明日払えと言ったと、10分くらい、まくし立てた。T君は黙ったままだ。 やっとわかってもらい、警備員は去っていった。
アメリカの自然公園では無断キャンプはいけません。 完全に切れた私は、翌朝、早くに、金も払わずにキャンプ場を出たのは言うまでも無い???そもそも全然来なかった。こちらは早朝下まで降りなくてはならない。 とんだ一日だった。
そして、翌日、グランドキャニオン渓谷の底を日帰りで往復、死のトレッキングに挑戦!??
|